JTTA指導者養成委員会


はじめに:「卓球:医・科学コラム」のスタートにあたって

2020.01.10 配信

はじめに:「卓球:医・科学コラム」のスタートにあたって

日本卓球協会スポーツ医・科学委員会委員長

吉田和人(静岡大学学術院教育学領域)

日本卓球協会の強化部の専門委員会の1つに、スポーツ医・科学委員会があります。この委員会は、スポーツ科学、医学、栄養学、心理学、教育学などを専門とする30名の委員で構成されています。委員会の目的は、スポーツ医・科学分野から、「ナショナルチームの選手強化、卓球の普及・発展に貢献するための様々な活動を行うこと」です。委員は各々の専門性を生かし、卓球に関する研究や競技サポートなどに積極的に取り組んでいます。

本委員会では、「研究の成果をはじめとするスポーツ医・科学情報について、日本卓球協会の会員の方々にいかに発信するか」を検討してきました。これは、様々な観点から卓球を考えるキッカケになるような情報が、スポーツ活動ではとても重要なものであると考えられるためでした。これまでは、講習会などで利用・配布する資料や小冊子を作成してきましたが、今回は、この「卓球:医・科学コラム」により、さらに広くネット配信することにしました。

この「卓球:医・科学コラム」では、複数の執筆者が各々の専門分野に関する内容を、それぞれの責任で執筆しています。それらの中には、身近な話題から少し専門性の高い話題までがあります。これは、どちらのニーズもあると考えたためです。委員会として初めて挑むスポーツ医・科学情報の継続的な今回のネット配信がより効果的なものとなるように、その内容や方法を検討しながら回を重ねていきたいと考えています。

我々の発信する情報が、日本卓球協会の会員の皆様の様々な活動において、わずかでも貢献できれば幸いです。なお、今回のコラムは、2020年1月から2021年3月頃まで、不定期にアップしていく予定です。