The 13th ITTF sports sciences congress
世界卓球科学者会議は、世界各国から80名が参加し、サービス・レシーブを含めた技術・戦術の分析、ゲーム分析、トレーニング方法、指導方法、工学的アプローチ、心理学的アプローチ、生理学的アプローチなど、ありとあらゆるツールを用いた研究発表が行われました。
平成25年5月15日
「世界卓球連盟主催 第13回世界卓球科学者会議(フランス大会)」について
(写真1)
(写真2)
第13回世界卓球科学者会議は、フランスパリ郊外のINSEP(フランス国立スポーツ科学センター)で開催されました。INSEPは50年以上前に設立された、由緒あるスポーツセンターです。元世界チャンピオンのガシアン選手が12歳で入所、現フランス卓球協会専務理事のガダル氏(写真1の中央左)が他のコーチが反対する中で、ガシアン選手独自の超攻撃スタイルを支持し、世界チャンピオン奪取に結び付けました。日本オリンピック委員会がエリートアカデミー制度導入を決定し、日本卓球協会が積極的に関与した背景には、INSEPの存在がありました。
さて、本会議(委員長はフランスのカーン医学博士:写真1中央右)は世界各国から80名(写真1)が参加し、サービス・レシーブを含めた技術・戦術の分析、ゲーム分析、トレーニング方法、指導方法、工学的アプローチ、心理学的アプローチ、生理学的アプローチなど、ありとあらゆるツールを用いた研究発表が行われました。
貴重な報告内容は、後日掲載予定です。
日本からは、スポーツ医科学委員会のメンバーである、辻裕前委員長、吉田和人副委員長、葛西順一委員と、新潟大学院生の上島氏、筑波大学院生の池袋氏、慶應義塾大学院生の玉城氏の6名が参加(写真2の前列左から上島氏、葛西委員、後列左からミラン氏、玉城氏、吉田委員、辻委員、池袋氏)しました。
日本は第1回のイタリア大会から今回の第13回に至るまで、全ての会議に参加する中心的存在です。ちなみに、第1回大会委員長は、故油座信男先生(日本卓球協会スポーツ医科学委員会元委員長)で、荻村伊智知朗元世界卓球連盟会長と森武元日本卓球協会名誉副会長・早稲田大学名誉教授の提唱で世界卓球連盟スポーツ医科学委員会の下に、隔年で本会議が開催されています。
科学者会議の出席者は全員が世界卓球選手権大会に向かい、各国選手団を応援します。もちろん、日本の科学者会議参加者の多くが自費参加です。そして、パリ世界大会日本選手団を応援します。
このホームページを見ている皆さんも日本選手団の活躍を大いに期待してください。そして、選手に対する盛大な応援をお願い致します。
(文責:指導者養成委員会委員長・スポーツ医科学委員会委員・早稲田大学教授・葛西順一)
2013年世界卓球選手権パリ大会【個人戦】
【 試合スケジュール 】
5月13日(月) 予選
5月14日(火) 予選/混D1回戦
5月15日(水) 混D2回戦/女S1回戦/男S1回戦/女S2回戦/男D1回戦/女D1回戦
5月16日(木) 混D3回戦/混D4回戦/男D1回戦/女D2回戦/男D2回戦/女S3回戦/男S2回戦
5月17日(金) 女D3回戦/混D準決/男D3回戦/女S4回戦/男D準々/女D準々/男S3回戦
5月18日(土) 混D準決/男D準決/女S準々/男S4回戦/女子S準決/混D決勝/女子S準決/男S4回戦
5月19日(日) 男S準々/女S決勝/男D決勝/女D準決/男S準決/女D準決/男S準決
5月20日(月) 女D決勝/男S決勝
【 テレビ放送予定 】
5月11日(土) 昼12時30分 開幕直前 特別番組 ※
5月14日(火) 夜9時54分 開幕特別番組
5月15日(水) 夜9時54分 女子シングルス1回戦ほか
深夜0時58分 女子シングルス2回戦ほか
5月16日(木) 午後1時25分 男女シングルス1、2回戦振返りほか ※
夜10時 女子ダブルス2回戦ほか
深夜0時40分 女子シングルス3回戦ほか
5月17日(金) 午後1時25分 男女シングルス2、3回戦振返りほか ※
夜8時54分 女子シングルス4回戦ほか予定
夜11時58分 男子シングルス3回戦ほか予定
5月18日(土) 午後1時55分 大会ハイライト ※
夜10時 女子シングルス準々決勝ほか予定
深夜1時40分 女子ダブルス準々決勝
5月19日(日) 深夜1時35分 女子ダブルス準決勝
5月20日(月) 深夜1時35分 女子ダブルス決勝、男子シングルス決勝
・ 組み合わせにより、放送時間は変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
・ ※はテレビ東京のみの放送となります。