JTTA指導者養成委員会


スポーツ栄養カルタ (か行)

研修合宿ではトップレベルの選手になるためには、自らのコンディショニングを管理できる『自己管理能力』を養うことが大切です。楽しみながらスポーツ栄養について学べる、食事・栄養指導のための指導教材はないだろうかと考え、作成に取り組み完成したのが『スポーツ栄養カルタ』です。

 

平成 25年 10月 11日

 

有資格者各位

公益財団法人 日本卓球協会

スポーツ医・科学委員会

委員長 松尾 史朗

管理栄養士 木村 典代

安達 瑞保

飯野 直美

渡邊 千穂

 

スポーツ栄養カルタ

【 か 行 】  『か行』印刷用 ※プリントアウトして、ご利用ください。

か ⇒ カルシウム 牛乳、小魚 海藻類

説明:カルシウムが不足すると、丈夫な骨が作られず、ケガをしやすくなります。スポーツ選手や体の成長が著しい成長期には十分に摂取する事が重要です。カルシウムを多く含む食品は牛乳・チーズ・ヨーグルトといった乳製品、小魚、海藻類、ほうれん草、小松菜などです。
アドバイス:カルシウムを多く含む乳製品は、選手が自分で用意しやすいお皿です。カルシウムの吸収が良い乳製品を毎食きちんと摂りましょう。

き ⇒ 気をつけよう 夜更かし 夜食 朝ねぼう

説明:夜更かしをすると、お腹がすいて夜食を食べてしまいがちです。夜食は余分な体脂肪をつけてしまう原因となります。さらに、夜更かしのため朝寝坊をしたり、夜食の影響でお腹がすかず、朝ごはんが食べられなくなってしまいます。
アドバイス:常に体調を整えておくためには、睡眠不足にも気を付けて、規則正しい生活をすることが大切です。

く ⇒ グリコーゲン ためて燃やして 持久力

説明:ご飯やパンに含まれる「糖質」は、体内に吸収され、「グリコーゲン」という物質として筋肉や肝臓に蓄えられます。グリコーゲンは、運動中にエネルギーとして利用され、体内にたくさん蓄えられているほど長く運動(持久力)できます。
アドバイス:糖質の補給源である「主食」(ご飯やパン)をしっかり食べる事が大切です。試合時は消化が良く、糖質の多いメニューでエネルギーを蓄えましょう。

け ⇒ 健康な 体に宿る 心と技術

説明:健康とは良く食べ、良く動き、ぐっすり眠れることです。健康でない時は食欲がわかず、やる気がでない、プレーに集中できずに、ミスをしてしまい落ち込むなどの悪循環が起こります。健康な選手は、練習の効率や、技術もレベルアップし、プラスの良いサイクルが生まれます。
アドバイス:「心・技・体」という言葉は心と技を支える、健康な強い体作りといえるでしょう。体だけではなく心の健康も大切です。

こ ⇒ コンディション 野菜を食べて ととのえよう

説明:野菜には、ビタミンやミネラルといった体の調子を整えるための栄養素が豊富です。ビタミンやミネラルは、車にたとえるならエンジンオイルのような役割をします。風邪予防や疲労回復のためにも欠かせません。
アドバイス:1日に350gの野菜を食べることが勧められています。1回の食事で100gの野菜を目標に、毎食1~2品以上の「副菜(汁物を含む)」を食べるようにしましょう。

『か行』印刷用 ※プリントアウトして、ご利用ください。

『さ行』は、次回に掲載させて頂きます。