JTTA指導者養成委員会


スポーツ栄養カルタ (ら行) 最終回

研修合宿ではトップレベルの選手になるためには、自らのコンディショニングを管理できる『自己管理能力』を養うことが大切です。楽しみながらスポーツ栄養について学べる、食事・栄養指導のための指導教材はないだろうかと考え、作成に取り組み完成したのが『スポーツ栄養カルタ』です。

 

平成 25年 11月 29日

 

有資格者各位

公益財団法人 日本卓球協会

スポーツ医・科学委員会

委員長 松尾 史朗

管理栄養士 木村 典代

安達 瑞保

飯野 直美

渡邊 千穂

 

スポーツ栄養カルタ

【 ら 行 】  『ら行』印刷用 ※プリントアウトして、ご利用ください。

ら ⇒ ライバルに 差をつけるなら 好き嫌いを なくしましょう!

説明:ライバルに差をつけられるのは練習だけではなく、食事に関しても、毎日の積み重ねなくして勝利はつかめません。嫌いな食品が多いと、提供されたメニューに食べられないものが多くなり、コンディションを崩しやすくなります。
アドバイス:調理方法や調味料などを工夫し、嫌いなものへ挑戦することも練習、作戦の一つです。克服できた時にはライバルに1歩リードです!

り ⇒ リードだ 相手に差をつけよう コツコツ正しい 食生活

説明:「コツコツ正しい食生活」とは毎日の積み重ねを意味します。自己管理のひとつとして、毎日3食(朝・昼・夕食)食べること、6つのお皿を意識することなど、毎日の事だからこそ、積み重ねることで相手に差をつけることができます。
アドバイス:試合前日に何を食べたかではなく、試合までにどのような食生活をしてきたのかが大切。練習同様、食事でも毎日の心がけが大切です。

る ⇒ ルールだよ 3度の食事と睡眠は

説明:練習に加えて、3度の食事(朝・昼・夕食)と睡眠はスポーツ選手のコンディショニングにおける基本要素です。ルールを守ることがコンディショニング成功の鍵となります。
アドバイス:練習後はしっかり食事をとり、よく眠ることでその日の疲れを蓄積することなく翌日に備えることができます。疲労が蓄積しないよう、良いコンディションで翌日の練習に備えましょう。

れ ⇒ 練習の 前後に補食と 水分補給

説明:練習中にのどが渇きパフォーマンスが低下しないよう、練習の前にもきちんと水分補給をしておくことが大切です。練習スケジュールによっては、練習前のエネルギー補給や練習後のすみやかな栄養補給のため捕食を用意しましょう。
アドバイス:補食は目的に合わせて利用しましょう。練習前後の補食には、おにぎり、パン、サンドイッチ、カステラ、果汁100%ジュース、牛乳、ヨーグルトなどがおすすめです。

ろ ⇒ 論より証拠 食べる選手は 強くなる

説明:ジュニアの時から食事の知識を身につけ実践することで、中学から高校、大学生、社会人と環境が変化しても、技術や練習量のレベルが上がっても、どのような食事が必要か、どのようにどれくらい食べれば良いのかなどが分かるようになります。
アドバイス:強い選手は、しっかり食事をとり、強い体をつくり、ケガが少ないため、ライバルよりたくさん練習できるから強いのです。質の高い練習に耐えられる強い体をつくりましょう。

『ら行』印刷用 プリントアウトして、ご利用ください。