JTTA指導者養成委員会


スポーツ医・科学委員会相談コーナー 活動報告

平成27年1月12日から18日の大会期間中JTTAスポーツ医・科学委員会では大会参加選手、指導者・保護者、観客を対象として『相談コーナー』を開設し、日頃の卓球練習における疑問、悩みに各領域の専門家が対応致しました。昨年の5倍以上の方が相談コーナーを訪れてくれました。

 

2015年 3月 27日

 

有資格者各位

公益財団法人 日本卓球協会

スポーツ医・科学委員会

委員長 松尾 史朗

 

平成26年度全日本卓球選手権大会

スポーツ医・科学委員会相談コーナー 活動報告

平成27年1月12日から18日の大会期間中JTTAスポーツ医・科学委員会では大会参加選手、指導者・保護者、観客を対象として『相談コーナー』を開設し、日頃の卓球練習における疑問、悩みに各領域の専門家が対応致しました。昨年の5倍以上の方が相談コーナーを訪れてくれました。
我々はこの情報提供を数年前から続けていますが、競技団体の医科学委員会委員が大会会場で直接選手、指導者にスポーツ医科学情報を提供する企画は日本卓球協会独自のものです。今後も継続し、全日本選手権大会恒例の事業としてゆきたく思っています。
理事会での報告も終わりましたので、ここホームページ上でも報告させていただきます。

相談コーナーの概要
全日本選手権大会会場(東京体育館) 2階南ロビー西側に相談コーナーを開設しました。1月12~16日の5日間は長机2個のスペースにて『傷害相談』と『栄養相談』を実施しました。
17~18日の2日間はスペースを広げ『トレーニング相談』、『アンチ・ドーピング アウトリーチプログラム』が加わり4種類の情報提供を行いました。

写真1)相談コーナー・ブースの模様        写真2)熱心に話しをきく相談者

来訪者数
3種類の相談コーナーに総計121名の訪問がありました。
また、アンチ・ドーピングの教育啓蒙を目的としたブースには325名が訪れ、合計446名と多くの方に情報提供を行いました。この数は総数として昨年実績の5倍強でした。
各相談コーナー別の来訪者数は以下の表の通りです。

相談内容
相談内容は多岐に及びました。傷害相談コーナーでは傷害治療についての相談が最多でしたが、疾病・障害を持つ選手の傷害予防についての相談、指導者からの傷害予防についての相談なども寄せられました。
栄養相談コーナーには、競技力向上を求めての質問、身長を伸ばす・貧血改善など体質や障害改善のための質問、偏食改善を求めての質問など多岐に及ぶ質問がありました。中に昨年指導を受け、その実践結果を報告して下さったケースがあり、担当者一同嬉しい思いをさせて頂きました。
トレーニング相談は本年から新たに開始した分野ですが、体力トレーニング、コンディショニングに関する質問を受けました。
アンチ・ドーピング アウトリーチ活動は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)と共同で実施しました。JTTA委員2名とJADA派遣スタッフが、簡単なドーピングに関するクイズを使って、アンチ・ドーピングへの理解を深める活動を行いました。クイズ終了後に景品(時計・ステッカー)を提供したのが好評であり、集客に寄与したようでした。

今年度の事業総括
相談コーナーの開設にあたり、以下の3点を本年は改善しております。
① 相談コーナー設置場所の変更:これまでの選手練習場近傍から体育館ロビーに設置場所を移しました
② 情報提供対象者の拡大:選手、指導者に加え、観客も対象者に加えました
③ 広告:JTTAホームページにて開設を事前告知、観戦プログラムへの広告掲載

これらの改善策が功を奏して今回は大変多くの方が私たちの情報提供ブースを訪れてくれました。選手、指導者そして卓球愛好家のみなさんの卓球に関係する質問にスポーツ医科学の最新知識を基にお答えできたものと思っております。
来年以降も本年同様の情報提供ブースを開設して行く予定です。皆様のご相談、ご質問をお待ちしております。

以上です。