JTTA指導者養成委員会


JTTAスポーツ医・科学委員会 国際会議2017 開催報告

9月23,24日の2日間にわたって、ナショナルトレーニングセンター大研修室にてJTTA SSMC International meeting 2017を開催しました。

2017年 12月 1日

有資格者各位

公益財団法人 日本卓球協会

スポーツ医・科学委員会

委員長 松尾 史朗

 

JTTAスポーツ医・科学委員会 国際会議2017 開催報告

 

1)開催日時、場所、参加者
9月23、24日の2日間にわたって、ナショナルトレーニングセンター大研修室にてJTTA SSMC International meeting 2017を開催しました。世界卓球東京大会を機にこの国際会議を始め、今回で4回目の開催です。参加者数は43名、ITTFスポーツ医科学委員会委員7名、アジアのスポーツ医科学研究者3名、ヨーロッパの研究者3名の計13名を海外から招待し、英語を公用語として開催致しました。国際卓球連盟スポーツ医科学委員会(ITTF SSMC)委員11名中9名の招聘に成功しています(1名は直前病欠)。今年は初めて卓球以外の競技(バドミントン)からスポーツ医科学関係者を2名招待し特別講演、特別企画に参加頂きました。

2)会議概要
ITTF SSMC委員長 Miran Kondric 教授(スロベニア リプチアナ大学)による基調講演 『Where do our ideas for TT research come from?』にて会議は始まりました。その後、研究・活動報告として10演題が発表され、夕刻から特別企画として、スポーツ栄養についてのシンポジウムが行われました。日本の最新研究知見、日本スポーツ栄養学会の活動、日本バドミントンナショナルチームの栄養サポートについて紹介があり、出席者との間で質疑応答並びに議論が行われました。
会議2日目は、国際バドミントン連盟 David Cabello教授(スペイン グラナダ大学)による特別講演  『A Scientometric Study about Badminton applied to Sports Science 』で始まり、その後、研究成果9演題の発表が国内・海外の研究者により行われました。同じラケットスポーツであるバドミントンからは学ぶことが多く、今後の協力体制構築が確認されました。また、この日の日本人研究者の発表には、研究内容、英語表現力に優れたものが多く、ITTF委員から賛辞を受けたことが印象的でした。無事2日間の予定を終え会議は閉幕しました。
会議の発表の質、討論の質は昨年よりも更に向上していました。この会議を通してITTF SSMCの研究者と日本の研究者たちとの国際共同研究が始まっています。ITTF内でスポーツ医科学研究における日本のプレゼンスを確実に高め、そして国内研究者に対して大きな刺激、チャンスを今年も与えた国際会議でした。

今回そのプログラムをJTTAスポーツ医・科学委員会国際会議2017研究報告としてこのホームページにて公開致します。英文で恐縮ですが、皆様の参考になれば幸いです。  ⇐ 資料の確認は、こちらから JTTA International meeting 2017 ⇐ 資料の確認は、こちらから

 

※ この会議は日本スポーツ振興センターによる『スポーツ振興くじ助成(toto助成)』を利用して開催されました。

 

 国際会議の模様

写真